【東海林先生の漢方メモ】
中から元気 中からキレイ 〜 女性のための漢方
更年期障害 中国漢方で乗り切ろう! (平成18年4月20日掲載)

 40代後半から50代、現実に起こってくる、避けては通れない体の変調!
 更年期とは、性成熟期から老年期への移行期で、この時期本人だけが感じる違和感(不定愁訴)を
「更年期障害」と呼びます。
 更年期には色々な症状が現れ、時期や部位も多彩で、めまぐるしく変化します。
その症状を大まかに分けると、膣の乾燥・性欲減退などの
卵巣機能低下による女性ホルモン不足の症状、冷えのぼせ・汗かき・ほてり・動悸などの
自律神経失調と思われる症状、不安感・落ち込み・焦燥感・不眠など神経症的な症状
頭痛・肩こり・手足の冷えなど血行障害の症状があります。

 中医学では、このような症状は肝・心・腎(カン・シン・ジン)の働きの低下や相互関係の
乱れによるものと考え、個々の症状のみに応じる対症療法ではなく、更年期障害の基本となる
肝・心・腎を整える体質改善を行っていきます。
 例えば「星火逍遥丸(セイカショウヨウガン)」や婦人科でよく使われる
「加味逍遥散(カミショウヨウサン)」肝(カン)の乱れを整え、自律神経失調や
神経症の愁訴を改善する脇役としての効果が期待できますが、単一の処方では役不足。
女性ホルモンの不足の原因となる腎(ジン)の衰えを補う
「瀉火補腎丸(シャカホジンガン)」「杞菊地黄丸(コギクジオウガン)」などの主役となる補腎薬の併用は必要不可欠です。
 動悸や不眠などの心(シン)の衰えには「天王補心丹(テンノウホシンタン)」を、
さらに更年期には月経不順や閉経により「オ血」が滞帯してくるので、
「冠元顆粒(カンゲンカリュウ)」などの活血薬の併用が優れた効果を発揮します。

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