【東海林先生の漢方メモ】
中から元気 中からキレイ 〜 女性のための漢方
高プロラクチン血症・・と不妊症! (平成18年5月25日掲載)

 不妊治療のために周期療法の相談にみえるお客様の中で「高プロラクチン血症」
原因となっている方が意外と多いのに驚きます。
これは乳汁の分泌を促す催乳ホルモン「プロラクチン」が授乳期でもないのに高くなってしまう
症状です。
 授乳中には月経がこないことでもおわかりのように、このホルモンには排卵や月経を抑える作用が
あり、血中プロラクチン値が高くなると、無排卵・排卵困難・さらには無月経になってしまうこともあり、
人によっては乳汁が溢れ出ることもあります。

 婦人科の不妊外来ではプロラクチンの分泌を抑えるホルモン治療が行われますが、吐き気などの
副作用が出やすく、治療を続けられない人も少なくありまん。

 中医学では古くから「炒麦芽(イリバクガ)」(大麦を発芽させて炒ったもの)を断乳に使ってきた
経験から、高プロラクチン血症に応用したところ、ホルモン状態が改善する事が分かり、
不妊治療に応用するようになりました。
「炒麦芽(イリバクガ)」は今まで煎じて飲む方法しかありませんでしたが、最近では手軽に飲める
エキス製剤もあるのでホルモン剤が飲めない方・飲みたくない方は(断乳したい方も!)ぜひお試しを!
 また、高プロラクチン血症の方の基礎体温は上下動が激しく、PMS(月経前症候群)が強く出る傾向が見られます。
炒麦芽だけではなく、それぞれの体に合った漢方薬を組み合わせて妊娠しやすい体にしていくことが
大切です。

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