【東海林先生の漢方メモ】
中から元気 中からキレイ 〜 女性のための漢方
蒸し暑さが引き起こす皮膚の赤み (平成18年8月24日掲載)

   梅雨が長かった今年の夏は、梅雨明けしても、度重なる台風の接近などで湿度が高く、
蒸し暑い日が多いせいか、「湿・熱・暑」の邪気によって体調を崩している方を多く見うけます。
 中医学の考え方で体に影響を及ぼす外的要因を「外感」(がいかん)と言い
(風・感・暑・湿・燥・熱)の6つの邪気=「六淫」(ろくいん)に分類して考えますが、
過労や老化によって抵抗力が落ちると、これらの邪気が体に侵入してトラブルを引き起こすと考えます。

 例えば「この時期に急に赤みのある湿疹が出はじめ、かゆみも強く広大してゆく皮膚炎で、皮膚科で検査しても原因が判らず、ステロイドの外用剤を塗ると一時的に赤みは治まるのですが、すぐに再発して効かなくなる」といった症状や「ウエスト周りや腕のこすれた部分に、赤みとかゆみの強い蕁麻疹が出て、翌朝には消えてしまうが夕方になると再発する」といった症状を訴える方の相談が、
この夏は非常に多く見られます。
 
慢性的に繰り返す赤みのある皮膚炎や蕁麻疹で原因に心当たりがない場合でも、中医学では、
天候が体に影響を及ぼしている可能性も考慮して、皮膚に盛り上がりを起こす
「湿邪」(しつじゃ)や皮膚に赤みを起こす「熱邪」(ねつじゃ)を排除させる
「瀉火利湿顆粒」(しゃかりしつかりゅう)などを用います。
また、「湿邪」は飲食物の消化吸収にも関わる「脾」の働きを低下させるので、
胃腸に「湿・熱」を貯めないように過食生冷を控えて、再発しにくい根本的な体質改善を行ないます。

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