【東海林先生の漢方メモ】
中から元気 中からキレイ 〜 女性のための漢方
体の潤い不足?「陰虚」の症状とは? (平成19年5月24日掲載)

病院の検査で異常の出にくい症状として、
「血虚(けっきょ)」「気滞(きたい)」「気虚(ききょ)」
の説明をして来ましたが、
もう一つ、血液や体液の不足によって体の潤い不足に発展した「陰虚(いんきょ)」
症状も、西洋医学では説明しがたい病態の一つです。

 中医学では、私たちの体を潤いしている水分、体液のことを「津液(しんえき)」
言います。津液は気・血と共に体を構成し、生命活動に欠かせない物で、
唾液や涙などの分泌液や皮膚、筋肉、臓器の細胞、関節などを潤しているものすべてを意味し、津液の停滞や不足も様々な病気の原因と考えます。

 津液不足が進むと、陰虚と呼ばれる状態になり、熱症状
〔冷却水の不足によって起こる、見かけ上の熱=虚熱(きょねつ)〕も現れてきます。

 陰虚の一般症状としては、皮膚の乾燥・口や喉の乾き・ドライアイ・手のひらや
足の裏のほてり、寝汗をかく・のぼせて頬が赤らむ、小便の量が少なく色が濃い・
便が硬い、微熱が続く、舌が赤く苔がないなど・・・・・・特に夕方から夜間にかけて
、これらの症状が悪化する傾向があります。

 陰虚の主な原因は、寝不足・過労・加齢・性生活の乱れなどで水分を多く
取っていれば大丈夫といった単純なものではありません。

 潤い不足で動脈硬化が進みやすい糖尿病の人も、陰虚の体質です。

 陰虚体質の改善に用いる漢方の補陰薬(ほいんやく)は種類が豊富。
例えば「瀉火補腎丸(しゃかほじんがん)」は更年期などの、のぼせ・ほてりを
中から鎮めるお薬です。


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