【東海林先生の漢方メモ】
中から元気 中からキレイ 〜 女性のための漢方
梅雨時に悪化しやすい「痰湿」の症状とは? (平成19年6月21日掲載)

中医学では体に必要な津液(しんえき)=(体液)の不足によって起こる、
乾きやほてりの症状を
「陰虚(いんきょ)」と考えます。

 逆に津液が過剰になると、太りやすい・体が重くだるい・重く痛む・むくみやすい
・痰や鼻汁が多い・吐き気むかつき、めまい・口が粘る、軟便下痢または便がべとつく
・汗が多い、おりものが多い、湿疹が出てジクジクするなどの症状があらわれますが、
これは
「痰湿(たんしつ)」が原因と考えます。

 痰湿とは体に溜まった余分な水分が変化して出来た病理物理
「痰」
「湿」に分けてイメージすると分かりやすいのですが、
痰はネバネバした性質、湿は重くじっとりした
性質があり、痰湿の症状が出ると長引いて治りにくいのが特徴です。

 疲れやすい体質「気虚(ききょ)」の方や、元気な方でも、生ものや冷たいビール、
清涼飲料水などの取りすぎは、痰湿を生む原因となります。
また梅雨時や湿気の多い日は、洗濯物が乾きにくい様に、体の中にも湿気が
溜まりやすく、痰湿の症状も悪化します。

 中医学で考える水分代謝は
「腎(じん)」だけでなく、
水をくみ上げる「脾(ひ)」全身に廻らす「肺(はい)」の機能も重要です。

 痰湿を取り除くための漢方薬は種類も豊富ですが、
最も痰湿が停滞しやすい
に働く処方が基本となります。
例えば「星火温胆湯(せいかうんたんとう)」や体の除湿機の様に働く
「勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)」などで、弱った胃腸の機能を高めながら、
不快な症状を根本から取り除きましょう。


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