【東海林先生の漢方メモ】
中から元気 中からキレイ ~ 女性のための漢方
検査では異常の出にくい機能性胃腸障害 (平成19年9月20日掲載)

 昨今、マスコミを賑わせている前首相退任の要因の一つに健康問題が取り上げられ、
ストレスによる「機能性胃腸障害」という病名が報じられました。
 これは潰瘍やポリープ・ガンなどの器質的な障害ではなく、ものを食べて消化吸収する
胃腸本来の機能が低下してしまった状態です。
 自覚症状としては、ノドのつかえた感じ・胸やけ・ゲップ・食べられない・食べるとすぐに
満腹になる胃もたれ・胃痛・お腹の張り・腹痛・下痢・便秘・便がすっきり出ない・・・など
人によって様々です。
 検査では異常が出難く、例えば診察を受けても「ストレスによる軽い胃炎ですから心配は
要りません」と診断されるケースが多く、特別な治療薬もないのが現状です。
心当たりはありませんか?

 このような症状を中医学的に観てみると、体の生理機能に関わる
「気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)」の不足や乱れが原因として
捉えることができます。
 従って、検査で異常が出なくても自覚症状と日頃の体質から、治療方法を選び出すことが
できるのです。
 例えば、疲れ過ぎると食欲もなくなってしまう「脾気虚(ひききょ)」のタイプは、
胃腸そのものの元気を補う「補中益気丸(ほちゅうえっきがん)」を飲むと食欲が出てきます。またストレスを溜めると胃痛やむかつきをおこす「気滞(きたい)」のタイプは、
「気」の詰まりを取り、食べた物を下降させる「開気丸(かいきがん)」で、即効的に症状が
改善します。
 様々なタイプの見極めはお任せ下さい


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