【東海林先生の漢方メモ】
中から元気 中からキレイ ~ 女性のための漢方
「中医学」の特徴は!(特集記事より抜粋) (平成19年11月29日掲載)

 漢方のなかで、当薬局が中心に据えているのは「中医学」の考え方です。
ちょっと難しい話をしますが『中医学(ちゅういがく)』の特徴は病気の部分だけを診るのではなく、一人のからだ全体を通して、また食事や生活環境、気候風土なども
考慮して診ていく、特有の理論を基本にしています。
 もう一つの特徴は「弁証論治(べんしょうろんち)」という治療方法。
これは患者一人一人に対して、顔色や体格など眼で見る「望診(ぼうしん)」
・声や呼吸など耳で聞く「聞診(ぶんしん)」
・食欲や睡眠、生活状態などを詳しく聞き出す「問診(もんしん)」
・直接体に触れたり脈を診る「切診(せっしん)」「四診(ししん)」
の情報を元に、総合的に分析し、証候を判断(弁証)し、
それに基づいて治療方針を決める(論治)という意味です。
 舌を見るのも「望診」の一つで、日々変化する舌の大きさ・形・色・舌苔の厚さ・色などから色々な体の異常が推測出来るのです。
 病院の検査や健康診断で異常が現れていなくても、
体に何か変調があれば、早めに対応して予防する「未病先防(みびょうせんぼう)」という考え方も、中医学の特徴と言えますね。

「病院へ行く程ではないが日々気になる症状」
に対しては中医学の最も得意とする『未病先防』の考えで対応出来るので、特に婦人科系のトラブルには漢方薬が
有効です。
 女性には生理があり、生理の不調は女性の一生(妊娠・出産・閉経・更年期)
に大きく影響及ぼします。正常な生理を保つことは、健康はもちろん美容の面からも
必要不可欠なことなのです。
 
 現代の中国では、西洋医学と平行して中医学も正式な医学として国家が認め、
大学で教育し、中医師(ちゅういし)という資格を与えて西洋医学の医師と同等に
病院で診療を行っています。 
近年では西洋医と中医による中西医結合医療の研究も盛んに行われ、
多大な成果を上げています。不妊症の周期療法もその一つです。
 漢方を上手に使って、「体の中から元気、中からキレイ」をめざしていただきたいと思っています。


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