【東海林先生の漢方メモ】
中から元気 中からキレイ ~ 女性のための漢方
体に良い水と悪い水 (平成20年9月18日掲載)


 健康ブームと言われている昨今、様々な健康情報が飛び交っておりますが、
中でも水分を多く摂る健康法が目につきます。

 人間の体は、大半が水分で出来ているわけですから、体内の循環をよくするために、汗をかいた時や寝る前に適度な水分補給は必要なことです。
特に狭心症・脳梗塞の疑いがある人は多めに水を飲んだ方が良いといわれています。

 しかし、人によって体質は様々で、店頭に相談に見えるお客様の中には、
水分の摂り過ぎで健康を害している方も多く見受けます。
 中医学では口から摂取した水分が全て体を潤す良い水「津液(しんえき)」(体液)
になるとは考えず、腸で吸収され「脾(ひ)」の汲み上げる働きで津液が作られる
と考えます。
 したがって、胃は丈夫で食欲旺盛でも腸の働きが弱い人は、吸収しきれない
悪い水「痰湿(たんしつ)」(水毒)が体に溜まってしまいます。
この痰湿が、ムカつきやもたれ、重だるさ、めまい、むくみ、軟便下痢などの症状を
起こす原因になります。

 中医学では一概に「○○すれば健康になる」といった考え方はせず、必ず個々の体質をチェックしたうえで、個別に健康指導を行ないます。

 例えば、舌診で舌辺に歯の痕がギザギザと付いていたり、舌の表面の苔が白く厚い人は「痰湿タイプ」です。水分の摂り過ぎ(特に冷たい物)は禁物で、津液を増やすために腸の吸収を助ける漢方薬を使います。


漢方メモ バックナンバー一覧へ戻る >>


開気堂薬局 神奈川県横浜市金沢区谷津町363-1
TEL:045-790-5691 FAX:045-315-1408
Copyright(C)2005 KAIKIDO All Rights Reserved.