【東海林先生の漢方メモ】
中から元気 中からキレイ ~ 女性のための漢方
生理痛はないのがあたりまえ② ~タイプ別治療法~ (平成21年1月1日掲載)


前回、「本来の生理は痛みを伴わないもの」と書きました。
しかし、日本では実際に多くの女性が生理痛に悩んでいるようです。

中医学では、生理痛の根本的な原因は下腹に停滞した「オ血(おけつ)」(血の滞り)と捉えているので、この「オ血」が改善されれば、薬を止めても痛みは出難くなります。

「オ血」が生じる原因は一人一人異なりますが、主に次のタイプに分けて考えます。
①血行不良タイプ…一番多いのがこのタイプです。
 痛みが強くキリキリ刺すように痛み、経血がドス黒く粘りやレバー状の血塊が多い。 日頃から肩こりや頭痛持ちで、目の下にクマが出やすく手足が冷えるタイプです。
 治療には血を補って流れを良くする婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
冠元顆粒 (かんげんかりゅう)などの組み合わせが有効です。
 冷えは大敵 温かく保ち血行をよくすることを心がけましょう。

②気滞タイプ
…緊張やストレス、環境の変化で「気(き)」の流れが滞って「オ血」を 生み、痛みが強くなるのがこのタイプ。
 生理前にはイライラし易く、張る痛みが特徴で、周期も不安定になりがちです。
 生理前から「気」の流れをスムーズにする星火逍遥丸(せいかしょうようがん)
 を併用し、ストレスを避けてゆっくりと心穏やかに過ごすと良いでしょう。

③気血不足タイプ
…元気や血液の不足で代謝が悪くなり「オ血」が生じるタイプ。
 周期が大きく遅れたり、短い日数で終わり、経血の色は薄く、重だるく痛むのが
 特徴です。「気血」を補う処方を用い、生理中は十分な休養と睡眠を取りましょう。


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