【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
「不眠症」もタイプいろいろ (平成22年5月20日掲載)


 現代のストレス社会を反映して日本の不眠人口は意外と多く、約5人に1人は何らかの睡眠障害を抱えているといわれています。質のよい眠りは健康の源。気持ちよく朝を迎え元気に一日を過ごしたいものです。 
 不眠に対して、西洋医学では睡眠導入剤などで 〝眠る〞ことを治療としますが、中医学では心身のバランスの乱れを正し、根本から改善することを目的とします。
また、不眠の原因や治療法も細かく分類されていますが、大きく分けて①「寝付きが悪い不眠」②「眠りが浅い不眠」に分けて考えると解りやすいと思います。

 はまさしく「気が高ぶって眠れない」というタイプです。これはストレスなどで
「気(き) 」が停滞することによって起こる不眠です。
 特に春先は、
「気」の巡りを司る「肝(かん)」の機能が乱れがちな上に、環境の変化など外的要因も加わって、ストレスが溜まりやすい季節。 怒りっぽい、目が充血するなどの警告サインには注意が必要です。
対処法としては、苦味のある香味野菜などで気の巡りをよくしましょう。
「逍遥丸(しょうようがん)」「星火温胆湯(せいかうんたんとう)」なども効果的です。

 は眠りが浅くすぐに目が覚めてしまうタイプ。過労や老化、胃腸の機能低下などで
「気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)」が不足している人に出やすい不眠です。
 倦怠感や食欲不振、貧血、ほてり、めまいなどの症状を伴います。
津液を養う「天王補心丹(てんのうほしんたん)」や消化吸収力を高める「帰脾湯(きひとう)」などがおすすめです。

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