【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
「気象病」って? 中医学ではきちんと対応 (平成22年6月17日掲載)


 今年4月、日本気象協会北海道支社が気温の変動により「気象病」が起こる可能性があるとして「車の運転や夫婦喧嘩に注意を!」と呼びかける異例の気象情報を出し、ちょっとしたニュースになりました。
 気象の変化によって傷跡が痛んだり、リウマチが悪化するなど、天候と密接に結びついている病気を「気象病」とか「季節病」と呼んで、現代医学でも研究が進められているようです。

 多くの人は症状が出ても「天気のせい」とあきらめて我慢していますが、自然と人体を結びつけて考える
「天人相応(てんじんそうおう)」の哲学を観点にした中医学では、数千年も前からその関係を考慮して治療に役立てています。
 自然界の気候を
「風(ふう)・寒(かん)・暑(しょ)・湿(しつ)・燥(そう)・火(か)」の6種類の気候的要素 [六気(ろくき)] に分けて、それらの過不足や時期外れの出現が、発病を促す6種類の邪気(じゃき)=[六淫(ろくいん)] となると考え、この六淫による病気には、必ず季節や気象が関係します。
 また、季節が五臓にどのように影響するのか?という事もきちんと定められています。

 例えば湿度の高い梅雨は
「湿邪(しつじゃ)」が体に悪影響を及ぼし「脾(ひ)(胃腸)の吸収力を低下させ、余分な水分がお腹に停滞すると、食欲低下だけでなく重だるさやむくみなどの症状を起こすので「勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)」が有効です。
 急に春めいた日は、自律神経と関連の深い
「肝(かん)」の働きが乱れてイライラしやすくなるので、冒頭のような注意報も十分理解できます。

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