【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
水の飲み過ぎに注意! (平成22年7月15日掲載)


 健康思考が高まる昨今、健康のために水を飲みなさい・・・、血が濃くならないように・・・、便秘しないように・・・、痰が切れるように・・・、と水を飲むことを奨励する健康指導法が沢山あって、ペットボトル物から大容量のスタンドサーバーまで水を売るビジネスも盛んです。

 人体を構成する物質のおよそ65%が水である、と言うことから考えても水分を摂る事は必要不可欠なことです。しかし、口から飲み込みさえすれば良いのでしょうか? 飲み過ぎて問題はないのでしょうか?
 中医学では体に必要な水分を
「津液(しんえき)」と呼んで、「気(き)」「血(けつ)」のエネルギーと同様に、胃腸で消化された飲食物が「脾(ひ)」の運化によって生成されて運ばれると考えています。ところが、脾の働きには個人差があるため、「脾気虚(ひききょ)」(胃腸の元気不足)の体質の人は、人と同じ量の水分を摂っても、津液が生成されずに「痰飲(たんいん)」(体に不要な悪い水)として溜まってしまうのです。
 鏡で自分の舌を見た時に舌の表面の苔が白く厚い人や、舌が浮腫んで舌辺に歯の跡が付いている人=下の写真参照=は、脾気虚の体質です。 このような体質の人は、一般的に疲れやすく、汗かき、軟便・下痢傾向、鼻水や痰が出やすく、むくみ易い傾向があるので、水分の摂り過ぎには注意が必要です。


  歯痕舌

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