【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
酷暑の夏 潤いと元気不足に注意! (平成22年8月19日掲載)


 温暖化の影響か近年は異常気象で猛暑の年が続いていますが、今年は過去の記録を更に塗り変える酷暑の夏になりました。
 体温に近い、またはそれ以上の気温になると、体は体温が上がらないように必然的に大量の汗を出すため、体に必要な水分
「津液(しんえき)」やエネルギー「気(き)」を消耗し、潤いと元気が不足して非常に疲れやすくなります。

 このような状態を中医学では
「気陰両虚(きいんりょうきょ)」と呼んでいます。
舌診すると下の写真のように舌苔がまばらで地図状になっていたり、苔が無かったり、舌に裂紋(ひび割れ)が現れます。
 程度の軽い方は疲労倦怠感、息切れなどの
「気虚(ききょ)」の症状と口渇、ほてり感、肌のカサつきなどの「陰虚(いんきょ)」の症状が混在して現れますが、津液が不足しがちの高齢者や、若い人でも激しい運動の後には脱水状態に陥り易く、血液は濃縮されてドロドロの状態になり、熱中症や心筋梗塞・脳梗塞などを起こし易くなります。

 元々胃腸が弱く夏バテしやすい方は、冷たい物の摂り過ぎに注意して、体に良い水(津液)を吸収する力を保つことも大切ですが、発汗過多の夏は、積極的に潤いと気を補う「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」
「西洋人参(せいようにんじん)」などを用いて過酷な夏を乗り越えましょう。体を中から涼しくする「涼茶(りょうちゃ)」もおすすめです。

  剥落苔・裂紋舌

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