【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
免疫力 ~増え続ける小児の花粉症  (平成23年 2月 17日掲載)


 スギ花粉の飛散量が増大すると言われている今春、ニュース番組でも、近年増加している小児・幼児
の花粉症を取り上げていました。
 また、鼻水や鼻づまり、くしゃみなど花粉症と同じ症状でありながら、アレルギー検査をしても陰性の
「血管運動性鼻炎」という耳慣れない病名を目にしました。 
 ストレスや寝不足、過労とは無縁の小・幼児までもが、アレルギー体質化してしまうのは何故なのか?
アレルギー反応すら出ない鼻炎を中医学ではどの様に対応するのでしょうか? 

 前回お話したように、皮膚や粘膜などの体表部で体を守る
「衛気(えき)」を養い、免疫力を高めることが
重要です。 
 小・幼児の場合は、なま物や冷たい飲食物(体温より低い物)を控え、食欲や便通にムラのある子は
「小建中湯(しょうけんちゅうとう)」「黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)」などでお腹を温め、食べ物
から
「気」のエネルギーを作り出す胃腸の働きを補い、免疫力を高めましょう。

 血管運動性鼻炎の原因は、鼻粘膜の自律神経の異常と言われています。鼻の毛細血管を広げたり、血管から水分(鼻水)をにじみ出させたりする副交感神経が正常に働かず、朝晩の温度差や環境の変化などのちょっとした刺激でも鼻炎を起こします。花粉症によく見られる「目のかゆみ」が現れないのが特徴とのこと。

 血行不良がある方は
「活血薬(かっけつやく)」なども併用して傷ついた粘膜や細胞の修復力を高めます。
病名は違っても、中医学の治療法は同じです。

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