【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
熱中症とニセ熱中症?  (平成23年 7月 21日掲載)


 全国的な節電ムードの中、ぬるい冷房で我慢している人も多いのでは? 大規模な停電を回避するためとはいえ、熱中症の危険度が増しているような?状況ですが、夏の暑さが引き起こす疾患は熱中症だけではありません。

 脱水により血液の粘度が増し、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞も発症しやすくなっているのです。
最近の医療情報紙でも「猛暑下での全身倦怠感は熱中症と考えがちだが、中には心筋梗塞のケースも。胸痛を自覚しない心筋梗塞患者の症状は、熱中症と区別が付きにくい」と注意を促しております。
 一般的に夏は、脳血管疾患や心疾患が減少すると言われています。しかし猛暑時は例外で、気温が32℃以上になると心筋梗塞、脳梗塞が急増するという研究結果もあります。
 緊急事態の今夏は、脱水を原因とするこれらの疾患の増加が懸念されます。特に影響のある高齢者は注意が必要です。

 中医学では、心機能の低下を
心気(しんき)不足と呼びます。
熱中症予防に定評のある「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」=「生脈散(しょうみゃくさん)」は、
心気を補う代表処方で、生津(しょうしん)作用(津液=うるおいを生む作用)もあるので、脱水による心疾患にも最適です。
 また、
活血化瘀薬(かっけつかおやく)「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」などは、血栓の予防、血液粘度を低下させるなどの薬理作用が期待できます。

 これら二つの処方の組み合わせは、熱中症のみならず、夏の心筋梗塞・脳梗塞の予防にも適しているといえるでしょう。

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