【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
マイコプラズマ肺炎のしつっこい咳  (平成23年 12月 22日掲載)


 やっと寒くなって「いよいよ本格的な冬!」と身構えたら、次の日はぽかぽか陽気。そんな変動
の激しい天候に体調を崩している人も多く、マイコプラズマ肺炎が大流行しています。
 マイコプラズマはウイルスと細菌の中間に位置する微生物群。感染すると発熱、痰、ノド痛など風邪のような症状とともに頑固に続く咳が特徴です。
 乾性〜湿性の咳が長期にわたって続き、発作的に夜間や早朝に強くなる傾向があります。
 肺炎に対する治療には抗菌薬が有効ですが、厄介な咳に対する特効薬はなく、ワクチンや予防薬もありません。

 今年の流行の原因を中医学的に考察してみると、夏の猛暑、秋の残暑で多量に汗をかき
「肺気(はいき)・肺陰(はいいん)」(呼吸器系の元気と潤い)が消耗していたため、鼻やノドの
粘膜が弱って感染しやすくなったと考えられます。

 中医学には
「外感病(がいかんびょう)」という言葉があります。主に季節や天候、湿度などの自然や生活環境が原因となる病気のことで、風邪をはじめウイルスやマイコプラズマなどの感染症も含まれます。
 外感病の予防には
肺気・肺陰を補う「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」「衛益顆粒(えいえきかりゅう)」などで粘膜のバリア強化が有効です。

 厄介な咳に対しても、熱のこもった激しい咳には
「麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)」
カラ咳には肺を潤す
「潤肺糖漿(じゅんぱいとうしょう)」痰がからむ咳には「五行草(ごぎょうそう)」などと使い分けてキメ細かい対応ができます。

 予防のためのうがい・手洗い・咳エチケットもお忘れなく!


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