【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
血の量が足りない「瘀血」のタイプ②  (平成24年 2月 16日掲載)


 病院の検査で血の流れ具合を調べるために、CTやMRIなどの画像診断が使われますが、こ
れらの画像で見ることの出来る血管は全血管のわずか一割程度です。
 木で例えれば、これらの血管は枝や小枝に相当。しかし、目で見えない葉っぱの葉脈にあたる
血管(微小循環)は全血管の九割を占めていると言われています。
この微小循環まで血液が行き渡っているかどうかが、健康に過ごすための分かれ道となります。

 中医学でいう
「瘀血(おけつ)」(血の流れが悪くなった状態)はこの微小循環を含めた考え方
で、
瘀血のタイプで女性に多いのが「血虚(けっきょ)」です。
 健康な人の血液の流れを清流に例えると、
血虚タイプは「川は流れているのに支流の隅々まで
酸素や栄養を運ぶ血球のボートが少ない」・・つまり流すべき血の絶対量が足りない状態です。

 そのため、末端冷え性、顔色が蒼白、立ちくらみ、動悸、眠りが浅いなどの貧血のような症状が現れます。また、子宮にも血が巡りにくくなるため、生理の遅れ、経血量の減少、筋腫や内膜症、不妊症などの婦人科のトラブルを招く危険性も高まります。

 このタイプは胃腸の吸収力を高め、レバーや小松菜などを摂り食物が血になる食生活を心がけ
ましょう。
 漢方では血を増やし体を温める「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」などの
補血薬(ほけつや
く)
活血化瘀薬(かっけつかおやく)「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」などが有効です。
 飲めば、血が巡ってくるのが分かりますよ。


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