【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
ヘドロだらけの血管は・・・「瘀血」のタイプ⑤  (平成24年 5月 17日掲載)


 これまで血の流れが悪くなった状態「瘀血(おけつ)」について、タイプ別に説明してきました。今回は一般に「ドロドロ血液」と言われ、飲みすぎや食べ過ぎ、代謝の低下などによって起こる「痰湿(たんしつ)タイプ」について説明します。
 メタボリックシンドロームとも関わりがあり、濃い味・甘い物・アルコールをよく摂取する方に多く見られるタイプです。検査では発見されにくく、CTやMRIにも写りません。

 太り気味な人はもちろん、痩せていても胃腸(
脾<ひ>)の吸収力が弱い人は注意が必要。
汗や尿として代謝されず、体内に溜まった余分な水分(
湿邪<しつじゃ>)は、しだいに粘り気の
ある
「痰湿」(水毒)となって体内に溜まり、リンパや血液などに停滞し、様々な不調を引き起こ
します。湿度が高く蒸し暑くなるこれからの季節は、さらに悪化傾向に! 
 このタイプの血液の流れを清流に例えると、川にヘドロやゴミが溜まり流れにくくなった状態。ヘドロやゴミは、過剰な脂質や痰湿と考えるとわかりやすいと思います。

 自覚症状は肩こり頭痛などの一般的な
瘀血症状の他、体が重い、めまい、吐き気、口が粘る、
胸がつかえる、舌苔が厚いなど。また不眠や神経症など精神疾患を引き起こす場合もあります。

 対策としては、暴飲暴食を控え、
の働きを整えましょう。冷たいものをガブ飲みするのもNGです。
 漢方では体内の
痰湿を排除する「温胆湯(うんたんとう)」などの化痰薬(かたんやく)や、活血化瘀薬(かっけつかおやく)「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」がおすすめです。


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