【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
潤い不足でドロドロ血液!?「瘀血」のタイプ⑥  (平成24年 6月 21日掲載)


 梅雨から夏、そして残暑、またじめじめと汗ばむ季節がやってきます。
人間の体は代謝によって体温を保っていますが、過剰な熱は発汗によって放出しています。
 湿度が高いと汗をかいても蒸発しにくく、体の熱を冷却する機能が低下するため、自律神経は必要以上
に汗を出して、体内は潤い不足となります。

 中医学ではこの様な状態を
「陰虚(いんきょ)」と言います。血の流れが悪くなる「瘀血(おけつ)」のタイプの中で、「陰虚タイプ」は、血液の潤い不足によって起こります。熱中症や夏場の心筋梗塞・脳梗塞の原因にもなります。
 血液の流れを清流に例えると、川の水が少なく干上がってしまった状態。水量が少なくては、赤血球や
白血球を体の隅々にまで運ぶことはできません。
 
陰虚の原因は発汗過多の他に、加齢や睡眠不足、過労、おう吐や下痢など胃腸の吸収力の低下や発
熱による脱水などがあげられます。
 自覚症状は手足がほてる、口やのどが渇く、のぼせ、寝汗、皮膚の乾燥、ドライアイ、舌が紅いなど。

 対策としては、単に水分をとれば安心とは言えません。生もの冷たいものを控えて、胃腸の元気と吸収力を保ち、体の中の潤い(
津液<しんえき>)を保持する対策が必要です。寝不足・過労、発汗過多に気を付け、辛い物の取り過ぎにもご注意を!

 漢方では
気陰双補薬(きいんそうほやく)「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」や、活血化瘀薬(かっけつかおやく)「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」がおすすめ。熱中症の予防にも最適です。



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