【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
「妊娠力」高める”良い畑づくり”  (平成24年 11月 15日掲載)


 秋は実りの季節。しかし、いくら良い種を植えても、畑が痩せていては良い実はなりません。
人間も同じこと。元気な赤ちゃんを出産するためには、何よりも「母親の体づくり」が大切です。

 不妊治療において、西洋医学は「種」を作ることに集中していますが、中医学は「良い畑」を作ることも考えています。私は両方の〝いいとこ取り〞をして、「妊娠力」を高めることをお勧めしています。
 さらに中医学は西洋医学の基礎体温の理論に、
「陰陽(いんよう)」の考えを当てはめ、「周期療法」を生み出しました。
 女性の生理周期は月経期・卵胞期・排卵期・黄体期を規則正しく繰り返しています。
 周期療法は、この生理周期に合わせて治療薬を変え、ホルモンバランスを整える画期的なものです。
 月経期と排卵期は、子宮内膜を経血として、あるいは卵子をスムーズに排出するために、
「気(き)・血(けつ)」の流れを整えることが大切で、「理気薬(りきやく)」「活血薬(かっけ
つやく)」
を用います。
 また、卵胞期(低温期)は、子宮内膜を増殖させて卵子を育てるために必要な
「血(けつ)・陰(いん)」の補充を。
 さらに、黄体期(高温期)には受精卵が着床し育ちやすいよう
「補陽薬(ほようやく)」を処方し、子宮を温めて真綿のような「内膜のベッド」を作る手助けをします。

 周期療法は、一人一人の体調と基礎体温に合わせて処方する、オーダーメイドの治療法。
ホルモン療法のデメリットを補う効果も期待できますよ。


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