【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
花粉症はタイプ別に対応  (平成25年 2月 21日掲載)


 前回は、外から侵入してくる花粉やウイルスなどの病原体から体を守るバリア「衛気(えき)」について話しました。今回は体に侵入してしまった花粉に対しての中医学的対処法です。

 花粉症の共通症状は目のかゆみやくしゃみ、鼻水などですが、個人の体質や気候によって症状が異なります。
 体が冷えている
「風寒(ふうかん)」タイプは、水のような薄い鼻水やくしゃみが多く出ることが特徴。寒さが残る春先に多く見られます。生姜、ねぎ、三つ葉、など体を温める食材を取り入れて、体内から冷えを追い払いましょう。風寒タイプにおすすめの方は「頂調顆粒(ちょうちょうかりゅう)」「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」など。

 反対に体に熱がこもるのが
「風熱(ふうねつ)」タイプです。こちらは目の充血・かゆみ、のどの痛み、粘りのある鼻水などが特徴。温かくなる時期に多くなります。菊花茶、ミントティー、ゴボウなど、体の熱をさます食材でのどや目の炎症を抑えて症状を和らげましょう。漢方薬は「天津感冒片(てんしんかんぼうへん)」「鼻淵丸(びえんがん)」などです。

 雨が降って湿度が高くなると悪化するのは
「風湿(ふうしつ)」タイプ。胃腸が弱く体に余分な水分が溜まっているため、鼻水や痰の量が多く、頭重やむくみを伴う場合も。紫蘇やはと麦などで余分な水分を出す食材を使うといいですよ。漢方薬では「勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)」「二陳湯(にちんとう)」などがおすすめです。
 これらの漢方は、風邪の症状にも応用できます。


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