【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
月経は健康のバロメーター (平成25年 9月 19日掲載)


 中医学では女性の心と体の健康状態は月経に現れると考えます。「周期は特に気にしていません」という声をよく聞きますが、デリケートな月経周期は体の不調のサインです。これを見逃していると、不妊や月経痛、子宮筋腫などのトラブルを招く要因になります。

 月経の正常な周期は、28日が基本。ズレがあっても2135日の周期を維持することが理想です。一時的な乱れは問題ありませんが、28日より7日以上前後にずれた状態が3回以上続く場合は、月経不順と考えます。
 周期が早まるタイプは、「気(き)」の不足が主な原因。経血はサラサラで多め、色は薄めです。気を生み出す源の「脾(ひ)」(胃腸)を元気に保ちましょう。漢方では「補中丸(ほちゅうがん)」「帰脾湯(きひとう)」などがおすすめです。

 周期が遅れるタイプで多いのは「血(けつ)」の不足。子宮、卵巣に十分な血液がめぐらず、卵子や子宮内膜の発育も悪くなります。経血は少なく色が薄い。「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」「参茸補血丸(さんじょうほけつがん)」を使いながら、栄養をしっかり取って血を養いましょう。

 周期が早かったり、遅かったりと不安定なタイプは、「気滞(きたい)」が主原因。過剰なストレスの影響を受け気血の流れが乱れています。血を貯蔵して血流を調節する「肝(かん)」は、ストレスに弱い臓器。月経前にイライラする方は要注意。日常のストレスを上手に発散し、肝をリラックスさせるには「逍遥丸(しょうようがん)」が特におすすめです。


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