【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
腰痛漢方でタイプ別に対応  (平成26年 4月 17日掲載)


 人間以外の動物にはないと考えられている「腰痛」。人間が上半身の重みを腰で支える二足歩行になってから、悩まされ続けている疾患です。
 一口に「腰痛」といっても、病名はぎっくり腰、脊椎分離症、脊椎官狭窄症、椎間板ヘルニアなど多数あり、原因も千差万別。
 西洋医学ではコルセットなどの物理療法的治療と痛みをコントロールするため鎮痛剤を用います。また、手術が必要な場合もあります。

 一方、中医学では病名よりもむしろ痛みの性質や原因によって治療法が変わります。
腰部には人体を上下に結ぶ
経絡(けいらく)< =気(き) 血(けつ)の流れ道>が集中しており、この
経絡が何らかの理由で「つまって」流れにくくなると、痛みが起こると考えます(不通則痛)

 外的原因には2タイプあり、冷えて重だるく痛むのが「
寒湿(かんしつ)タイプ」、痛む部位に
熱感を持ち、温めると悪化するのが「
湿熱(しつねつ)タイプ」です。
 内的原因はさらにいくつかのタイプがあり、ストレスが原因する「
気滞(きたい)タイプ」、刺す痛みが特徴の「瘀血(おけつ)タイプ」のほか、「脾虚(ひきょ)」「腎陽虚(じんようきょ)
肝腎陰虚(かんじんいんきょ)」など内蔵の機能低下で気・血が不足して骨・軟骨・筋に栄養が廻らなくなることで痛みが生じる(不栄則痛)タイプがあります。

 一人一人の痛みの特徴、悪化の要因を詳しく分析し、痛みの根本的原因を探る中医学の理論は、加齢による痛みにも対応できます。


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