【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
発病前に予防したい「糖尿病」  (平成27年 2月 19日掲載)


 40歳以上の10人に1人は糖尿病及び予備軍と言われています。
 糖尿病の初期は痛みなどの明確な自覚症状が少ないため、気付かずに病状が進行し、気づいた時には合併症を引き起こしてしまうところが糖尿病の恐さです。

 中医学では糖尿病のことを
「消渇(しょうかつ)」と呼びます。これは体の消耗が激しくのどの渇きが強い糖尿病の症状から名付けられたもので、体が疲れ易くだるい、のどが渇く、頻尿、食欲はあるのに体重が減る、手足のシビレなどの症状を放置すると、視力低下や尿路感染症、歯周病などの他、失明、腎不全、皮膚壊疽などの三大合併症を引き起こします。

 糖尿病は、遺伝的な素因の他、食生活、運動不足、ストレス、肥満などが誘引とされています。
中医学では主な原因に、1.痰湿(たんしつ)=水分と脂肪の代謝障害。2.瘀血(おけつ)=血液循環障害。3.気虚(ききょ)=エネルギー不足。4.燥熱(そうねつ)=お酒や油物の摂り過ぎなどで体内に熱がこもり、体液を消耗して乾燥した状態。の四つを挙げています。
 糖尿病は「血管病」とも言われますが、四つの原因は全て毛細血管の血流に悪影響を及ぼします。

 近年医療機関で健康診断を受ける方が増え、初期症状が出る前に発見されるようになったのは良い事です が、合併症に進む人の割合は一向に減っていません。
そろそろ予防の得意な中医学の考えを取り入れてみてはいかがでしょうか?

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