【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
肝臓からのSOSサイン  (平成27年 5月 21日掲載)


 「肝腎かなめ」という言葉からも分かるように、肝臓は人体にとって、とても大切な臓器です。また肝臓は「沈黙の臓器」ともいわれています。
 そんな肝臓からの数少ないSOSが「目の疲れ」「イライラ」です。

 中医学では「
肝(かん)」は毛細血管の集まった組織で、血液を貯蔵する働きがあるほか、全身
の代謝に関わる「
気(き)」の流れをコントロールして、蓄えた血液を体の各部に供給する働きも
あります。また肝は目と密接に関連すると考え、肝臓が疲れると目の疲れやチラつき、充血などを招きます。
 ストレス[
気滞(きたい)]や「瘀血(おけつ)」も肝臓を弱める要因となります。
 このような
の働きを助けるのが漢方の補血薬(ほけつやく)疎肝理気薬(そかんりきやく)
活血薬(かっけつやく)など。血液を補い、気の流れを改善し、毛細血管の血流を改善するので、弱った肝臓にはぴったりの薬と言えます。

 一日中パソコンとにらめっこで残業、ストレスが溜まり寝付けないため酒を飲む―。そんな方はたとえ検査で異常がなくても、肝臓が疲れていると考えた方が良いでしょう。
 しかし西洋医学では、肝臓の薬はほとんどなく、飲食や生活習慣を改善して肝臓の負担を減らし、自己治癒力で回復させるほかありません。

 「なかなか肝機能の数値が改善しない」方には、中国で有名な「木鶏湯(もっけいとう)」由来の製剤もおすすめですが、「目が疲れる」「寝つきが悪い」「情緒が不安定」という方は、一度ご相談ください。



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