【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
中医学の特徴「未病先坊」  (平成27年 8月 20日掲載)

 神奈川県は昨年1月、「未病を治すかながわ宣言」を発表し、各自治体や団体とともに、健康
づくりの推進をしています。
 県が力を入れている「体操」や「ウォーキング」などもいいですが、「未病」とはそもそも
中医学用語。漢方の得意分野なんです。
 未病とは「未だ病気になっていない」と言うより「検査値に問題はないが、健康とは言えない」状態。
 中医学理論の特徴である
「未病先防(みびせんぼう)」は、この状態を全身の諸症状から察知して重篤な病気にならないよう、先に病気の芽を摘み取ってしまうと言う考え方です。

 例えば、人間の体は血液が運ぶ酸素や栄養によっていきいきと保たれています。この血液の流れが悪くなると[
=瘀血(おけつ)]たとえ血液や血管の検査に異常が無くても、様々な体調不良を引
き起こします。
 目の下のクマ、舌や唇が暗紫色、肩こり、頭痛、しびれ、こわばり、生理痛など瘀血の症状があれば、瘀血のタイプに合わせた積極的な治療を行い、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる病気に発展するのを予防する事が出来ます。

 お盆は過ぎましたが、まだ暑い日は続きそうです。この季節、冷たい飲み物を多飲し、胃腸が弱ると腸管免疫が下がり、様々な感染症も増えてくる時期です。
 中医学で重要と考えている日頃の「養生法」も参考にして免疫力を上げ、病気になりにくい体をつくることが「未病先防」なのです。



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