【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
機能性ディスペプシア腸内フローラの関係性  (平成29年6月22日掲載)

 中医学には「健康は脾(ひ)から」という考え方があります。
 
の働きは、食べた物を胃や腸で消化・分解・吸収して栄養を体内に取り込み、気(き)・
血(けつ)・津液(しんえき)・精(せい)
のエネルギーを作る源と考えられています。

 近年の研究でも腸は体内で最大の免疫器官と注目され、私たちの健康な腸内には、100種類以上、約100兆個とも言われる腸内細菌(中でも善玉菌)が免疫細胞活性などに働いていると言われます。
 その多様な細菌が種類ごとにまとまり、腸管壁に生息している様を、植物が群生しているお花畑(フローラ)に見立てて「腸内フローラ」と呼ばれるようになりました。
 腸内フローラは健康のバロメーター。しかし、食文化の乱れや抗生剤の多用、過度の除菌などにより、現代人の腸内細菌の減少が問題視されています。

 前回お話しした、機能性ディスペプシアの原因は人それぞれですが、腸内フローラが乱れている場合が多いようです。
 食欲不振が続く「虚弱タイプ」の人におすすめの
「健脾散顆粒(けんぴさんかりゅう)」には、
ハスの実や扁豆、ハトムギなどの豆類が配合されていて、お花畑の肥料ともいえる腸管粘液の分泌を促し、腸内フローラの修復効果が期待できます。

 梅雨のこの時期には湿気から胃腸を守る「勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)」を用いたり、中医学の
健脾(けんぴ)の考えで、胃腸の本来の機能を正常に保ちましょう。


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