【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
蒸し暑い夏場の「フレイル」対策!  (平成29年8月17日掲載)

 前回お話しした介護予防の新キーワード「フレイル」ですが、中医学では別段新しい考え方ではありません。
 足腰の衰えや疲労感、認知機能の低下など「フレイル」と言われるものは、臓器の機能低下や
生命エネルギー[
気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)}の不足により、身心の働きが衰えた
「虚労」と捉えています。
 湿度が高い夏場に気をつけたい「フレイル」の一因は、
脾(ひ)[胃腸の消化吸収力]の機能低下
です。
は食物から生命エネルギーを体に取り込む働き[運化(うんか)作用]があり、元気に過ごすための重要な臓器です。

 湿度が高く蒸し暑い日が続くと
運化が失調し、気・血・津液が不足すると夏バテの要因にもなります。
「食欲不振」「普段通りに食べているけど、体重が減った」「疲労感が抜けない」などと感じている方は要注意!
 元々
運化が弱る高齢者は、筋力の低下を招き、積極的に水分をとっても吸収されずに水毒
となってしまいます。肝心の血液は潤い不足で流れにくくなり、頭に血が行き渡らず、もの忘れの原因になることも。
 認知症を予防するためにも、日頃から
を健やかに保ち、気・血・津液が体の隅々にまで行き渡るように心がけましょう。

 漢方では
の働きを助ける「健脾散顆粒(けんぴさんかりゅう)」「心脾顆粒(しんぴかりゅう)」、元気と潤いを増やす「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」などで、病気ではないが、弱った体をケアするフレイル対策で残暑を乗り切りましょう。


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