【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
「フレイル」どう備える?  (平成29年9月28日掲載)

 これからの超高齢社会では、年齢を重ねても日常生活を問題なく過ごすことができる〝健康寿命〟をいかに延ばすかが大切です。
 国は近年、「健康」と「障害」の狭間にある状態を「フレイル」と定義し、要介護予防に取り組んでいます。

 フレイルというと新しい概念・症状に聞こえるかもしれませんが、中医学では別段新しい考え方ではありません。
 足腰の衰えや疲労感、認知機能の低下などのフレイルは、臓器の虚弱や身体に必要な生命エネルギー
「気(き)・血(けつ)・水(すい)・精(せい)」の不足により、身心の働きが衰えた「虚労」と捉えます。
 例えば
「脾(ひ)」(胃腸などの消化器系)のフレイルは、今話題の「機能性ディスペプシア」
招く一因とも言えるでしょう。病気とはいえないものの、機能が低下して起こる症状の一つです。

 そのほかにも、呼吸や皮膚、鼻と密接に関係する
「肺(はい)」、水分代謝や生殖に関わり、生命力の源である精を蓄える「腎(じん)」、血の循環や精神をコントロールする「心(しん)」、気の流れを整え、血を蓄え、自律神経を調整する「肝(かん)」など中医学の五臓(ごぞう)それぞれにフレイルは起こります。

 こうした弱った臓器を整え不足したエネルギーを補うことで、フレイル状態を改善し心身ともに健やかな状態を取り戻せます。
〝年のせい〟とあきらめず、まずは中医学の知恵で体質をチェックして、漢方の養生を始めてみませんか?
 ぜひお気軽にご相談を。



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