【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
‟肝腎かなめ”腎は体のコントローラー  (平成29年11月16日掲載)

 中医学でいう「腎(じん)」とは、西洋医学で考えられていた腎臓の役割にとどまらず、全身の
健康に関わる様々な働きがあります。
 主な働きは、「生命力の源となる
『腎精(じんせい)』を貯蔵し、成長・発育・生殖に関わる」「水分を管理して尿を排泄する」肺(はい)の作用を助けて酸素を体内に深く吸い込む」など。
その他、毛髪、耳、骨、歯、腰を養い、脳下垂体、副腎、性腺、甲状線、すい臓などのホルモン系や免疫などにも関与し、
五臓の根源ともいうべき重要な臓器とされています。

 また、
の機能は年齢とともに衰えるものと考えます。に蓄えられたが不足すると、老化
現象が現れるので、中医学では昔から
の衰えを防ぐ研究が盛んに行われ、さまざまな「補腎薬
ほじんやく)」
が生まれました。
 例えば「抜け毛・白髪」「耳鳴り・難聴」「骨が弱る・歯がぐらつく」「健忘」「吸気困難」
「足腰の衰弱」などの症状は〝歳のせいとあきらめがちですが、
の機能を補う補腎薬で対処することができます。
 丈夫な骨を作るためには、単にカルシウムで骨密度を上げても、逆にパキっと折れやすい硬さではダメなわけで、
補腎薬は弾力のある丈夫な骨を養います。

 最近は極端な偏食や睡眠不足などの影響で、若くてもの弱い人が少なくありません。
老化予防には、毛細血管を守る
活血薬(かっけつやく)との併用もお勧めで、補腎薬はフレイル対策にも有効です!


漢方メモ バックナンバー一覧へ戻る >>


開気堂薬局 神奈川県横浜市金沢区谷津町363-1
TEL:045-790-5691 FAX:045-315-1408
Copyright(C)2005 KAIKIDO All Rights Reserved.