【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
「産後うつ」を救え!  (平成30年9月20日掲載)

 先日、妊産婦の死因のトップが自殺だったというニュースがありました。
妊産婦は子育ての不安や生活環境の変化などで精神的に不安になりやすいといわれています。
 妊娠すると血液は胎児に優先的に送られるので、母体は常に貧血状態になりやすいです。
また出産時にも多量の出血を伴い、益々貧血状態は悪化します。
 さらに出産後は母乳を作るために多くの血液を消耗し、血液の絶対量が不足します(フェリチン検査してみましょう)。

 産後うつの状態を中医学的に考えると、はなはだしい
「血虚(けっきょ)」が原因と考えられます。
 うつは
気(き)が滞った状態。を蓄えの流れをコントロールしている「肝(かん)」
廻らし精神のコントロールを司る
「心(しん)」血虚になると、肝血不足により気滞を起こして些細なことでイライラしたり、憂うつになります。
 
心血が不足するとが全身に廻らなくなり、疲れ易く精神不安や動悸、不眠、眠りが浅く怖い夢を見るなど、ただでさえ授乳で寝不足になるのに、眠れず母乳も出にくくなり、育児が辛くなって普通の生活が困難になります。

 女性の健康は
「血」と深く関わっています。特に、妊娠・出産は多くの血液が必要とされるので妊娠初期から「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」などの補血薬の常用をおすすめします。


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