【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
ストレスはなぜ帯状疱疹を招く?  (令和元年6月20日掲載)

 前回、帯状疱疹の原因は加齢や疲労、ストレスなどで、免疫力が低下し、ウイルスが活動すると発症すると説明しました。
 しかし、漢方相談で来局される方の中には、ストレスを自覚していない方が多いのも事実です。
 ストレスは対人関係などの心理・社会的なものだけでなく、例えば電車が不通になり振替輸送の長蛇の列に並ぶ。出産で里帰りした娘と孫の世話をする。冠婚葬祭。などの〝非日常生活〝
〝我慢すること〟〝頑張ること〝
は全て身体にとってストレスになります。

 中医学で、ストレスは
「気滞(きたい)」(気の滞り)と考えます。「気(き)」は体の活動エネルギーです。の巡りを調節するのが「肝(かん)」が滞ると様々な代謝に影響を及ぼします。
 実は帯状疱疹の好発部位は
「肝の経絡(けいらく)」(気血の流れ道)と関係しています。

 
気滞によって胃腸機能が低下すると、栄養を吸収できなくなり免疫力も低下し、湿熱(しつね
つ)の邪
(ウイルス)が肝の経絡上に皮膚炎を発症します。
 早めに板藍根(ばんらんこん)瀉火利湿顆粒(しゃかりしつかりゅう)などの
清熱解毒薬(せいねつげどくやく)で対応します。
 また、
気滞による血行不良で瘀血(おけつ)が停滞すると、ピリピリと刺すような神経痛を招くので、活血通絡薬(かっけつつうらくやく)も必要です。
 
気滞の解消には、逍遥丸(しょうようがん)や胃腸薬の開気丸(かいきがん)などの疎肝理気薬(そかんりきやく)が予防的にも有効です。お試しを!


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