【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
Withコロナ時代こそ未病先防!  (令和 2年 6月18日掲載)

 宣言が解除されても新型コロナウイルスが消滅した訳でもなく、各人には変わらず予防の意識が求められますが、夏に向かう現在、マスクの着用は熱中症の危険と隣り合わせで八方塞がりです。 こんな時も中医学の扶正袪邪(ふせいきょじゃ)の考え方で、引き続き感染予防と重症化予防に役立てて下さい。

 
扶正(免疫力を高めて予防する)のための漢方薬として「玉屏風散(ぎょくへいふうさん)」などを紹介して来ましたが、熱中症も心配な夏場は「生脈散(しょうみゃくさん)」で元気と潤いを補うのも効果的です。
 また前回、
袪邪する方法論で「傷寒病(しょうかんびょう)」「温病(うんびょう)」の説明をしましたが、蒸し暑くなる夏は、傷寒病は少なく、温病として対応するのが効果的です。

 実際に武漢の病院で重症患者の治療をサポートした中医師は「今回のコロナの中医学的特徴は

【湿毒疫】
(しつどくえき)と考える」と報告しています。

 
熱毒性の強いウイルス性疾患は、発熱してのどが腫れて痛むといった風熱型の症状が特徴ですが湿度も上がるこの時季は、湿邪(しつじゃ)の対策も重要です。
 
湿邪に対する処方は「藿香正気散(かっこうしょうきさん)」が有名で、舌苔が厚く味覚がおかしい、頭や体が重だるい、むかつき食欲低下など夏風邪の症状に有効で、「銀翹散(ぎんぎょうさん)」と合わせて初期症状から使います。


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