【東海林先生の漢方メモ】
生理痛はないのがあたりまえ! ~ 女性のための漢方
「水分補給」の落とし穴!  (令和 2年 7月16日掲載)

 蒸し蒸しと湿気が多く暑い日が続くようになりました。特に今年は感染症対策のマスクと、熱中症対策の両方が求められていて、例年以上に「こまめな水分補給」が叫ばれていますが、水分補給すれば安心でしょうか?
 熱中症を中医学的に考えれば、
気陰両虚(きいんりょうきょ)=[元気と潤い不足]の状態なので「気(き)」「津液(しんえき)」=[体を潤す水]を補う「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」が有効ですが、もう一つの問題は「湿邪(しつじゃ)」対策です。

 口から飲んだ水は胃腸で吸収され
「脾(ひ)」の運化機能によって津液が作られますが、低気圧や湿気などの湿邪がその機能を低下させます。
 日頃からあまり水分を摂らない人は、適度な水分補給も必要ですが、
が弱い人は、湿度が上がると水分を摂っても全て吸収されずに「痰湿(たんしつ)」=[体に不要な悪い水]となって溜まってしまうため、むかつき、重だるさ、めまい、むくみ、味覚障害、軟便・下痢などの症状を起こす原因となります。

 
の機能を湿邪から守って、津液を生み出すことも大切です。しかも、免疫の7割は腸で作られると言われているように、感染症予防のためにも免疫力=[衛気(えき)]を高めることは重要です。
 
湿邪に弱い=[水分補給しても吸収が悪い]体質かどうかは、鏡で舌を見ると分かります。
舌の表面の苔が白く厚い人や、舌がむくんで舌辺に歯の跡がついている人は要注意!
が弱っている証拠です。水分の取り過ぎ、特に冷たい飲み物を控えましょう。

 
を元気にする健脾薬(けんぴやく)の中でも「勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)」湿邪から胃腸を守るのに優れています。


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